健康的に太る基礎知識

小食でも大丈夫!脂肪細胞の末梢時計遺伝子Bmal1でわかる食べたら太る時間帯とは?

まったく同じ量の食事をしていても、食べる時間帯によって太るか太らないかは変わってきます。

例えば1日のトータル摂取カロリーが1,500キロカロリーだったとしましょう。

 

その1500キロカロリーを、朝昼晩と500キロカロリーずつ摂取するのと、朝と昼が250キロカロリーで、夜に1000キロカロリー摂取するのでは、大きな違いが発生します。

 

なぜこのような違いが生まれるかというと、それは体内の時計遺伝子の働きが関わってきます。

私たちに1日の活動を適切に管理する体内時計、そこからわかる効率的に体重を増やす食事の方法とは何なのでしょうか?

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概日リズム(体内時計)を利用した太る方法

時間帯によって、食べたものの消化効率は大きく変化します。

その理由は、体内に概日リズム(サーカディアンリズム)があるから。いわゆる体内時計ってやつですね。

概日リズムがあるから、朝に自然と目が覚めるし、夜に自然と眠くなります。

この概日リズムは消化器官の働きとも密接な関係があります。

体内時計についてよく知れば、効率的に体重を増やすことができるでしょう。

そこで、健康的に太るために大切な2つのコツを紹介します。

規則正しい食生活が健康的に太る体質を作る

概日リズムは脳内の視交叉上核にある主時計遺伝子と、全身の細胞にある抹消時計遺伝子によって管理されています。

主時計遺伝子は視交叉上核にあるので、主に視覚からの刺激によって管理されています。

毎朝太陽の光を浴びて体内時計がリセットされるのは、目に強い光が入ることで主時計遺伝子が刺激を受けるからです。

一方、内臓や胃腸などの消化器官は、抹消時計遺伝子によって管理されています。この抹消時計遺伝子のひとつがBmal1です。

 

抹消時計遺伝子は日の光ではなく、食べることで適切に調整されています。

つまり、毎朝しっかりと朝食を食べることで、抹消時計遺伝子はリセットされて正しいリズムになるのです。

朝・昼・晩と規則正しく同じ時間に食事を摂るようにすると、それに合わせて消化器官が活性化するようになります。

食べるちょっと前から消化活動が活性化してきて、自動的に「食事の準備」を始めるのです。

規則正しい食生活は消化器官の活動を活性化させるので、栄養吸収効率が上がります。食べたらしっかりとカロリーを吸収できるので、健康的に体重を増やすことができるでしょう。

朝食を抜いたり、いつも食べる時間が不規則だと、抹消時計遺伝子の働きが乱れ、消化酵素の活動も低下します。

その結果、せっかく食べても上手く消化できず、痩せてしまう原因になるでしょう。

夜食をしっかりと食べるのが大切

消化器官をはじめとして、全身の細胞のリズムを司る抹消時計遺伝子ですが、その一種であるBmal1(ビーマルワン)には驚くべき特徴があります。

Bmal1は全身の細胞にありますが、特に脳や脂肪細胞にたくさんあります。

そんなBmal1には体脂肪を蓄え、脂肪のエネルギー消費を抑える効果があるのです。

つまり、Bmal1がたくさんある状態で食事をすれば、摂取したカロリーが効率的に体脂肪に変換され、ふっくらとした体型を目指せるということになります。

 

Bmal1は1日の中で増減を繰り返しています。

1日で1番量が少ないのは午後2時くらい。この時間帯にたくさん食べても脂肪として蓄えにくいといえるでしょう。

逆に1番Bmal1の量が多くなるのは午前2時くらいです。

 

午前2時くらいに食事をとれば、効率的に体脂肪が増えるのですが、そんな深夜に起きて食事をしたら体内時計がめちゃくちゃになってしまうでしょう。

体内時計がめちゃくちゃになれば、消化器官の抹消時計遺伝子も乱れます。昼間の消化機能もボロボロになる可能性があるでしょう。

そのため深夜2時の食事はお勧めできません。

Bmal1は午後9時くらいか少しずつ増えていくので、午後9時以降の食事がオススメです。

午後9時以降に夕食を食べる。あるいは、午後9時以降にちょっとした夜食を食べる。

それだけで、1日のトータル摂取カロリーが同じだったとしても効率的に体重を増やすことができるでしょう。

体内時計的に考える体重を増やす方法まとめ

まず基本は体内時計のサイクルを健康的に規則正しくするのが重要です。

そのためにもっとも大切なのは、毎朝、しっかりと朝食を食べること。

そのうえで、夜の21時以降にも夜食を食べる。

そうすればBmal1がしっかりと働き、脂肪を増やしてくれるでしょう。

 

夜食としてオススメなのは消化の良い食べ物です。ちょっとしたデザートなんかもいいでしょう。

牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品。

豆乳や豆腐などの大豆製品。

果糖たっぷりで消化に良い果物類。

たまにはガッツリと豚骨ラーメンなんかもいいかもしれませんが、めん類であれば消化のよいうどんの方がいいかもしれません。

 

もしたくさん食べれない体質であったとしても、たくさん食べても太れない体質だったとしても、食事のタイミングを工夫することで効率的に太ることができるでしょう。

高脂質の食事も重要

また、Bmal1は高脂質の食事を続けると増えることが、マウスの実験でわかっています。

でも脂っこい食事は苦手…という方も多いでしょう。

そんな人でも効率的に脂質を摂取できるのがプッチェという太るサプリメントです。

プッチェは1包でたったの16.5グラムですが、100キロカロリーもあります。その理由はプッチェには脂質がたっぷりと含まれているから。

脂質がたくさん含まれているわりに、ヨーグルト味になっていて、さっぱりと食べやすくなっています。

毎日継続的にプッチェを摂取すれば、不足しがちな脂質もしっかりと摂取できて、Bmal1が増えるかもしれませんね。

プッチェ

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