健康的に太る基礎知識 痩せていることの弊害

55歳以上でダイエットしたり痩せていると危険な理由と対策

55.5%

週刊現代で「いい歳をして痩せてはいけない!」という特集記事が掲載されていました。

この記事の趣旨は明確で”少し太っているくらいが健康で長生きできるので痩せすぎの方は太りましょう”ってことです。

記事の内容と共に、長生きできる食事法を紹介します。

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55歳以上は太っていた方がいい

厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査」によると、65歳以上で低栄養の傾向かがある方は全体の16.4%に上りました。

これは約6人に1人が低栄養ってことになります。

特に日本人は欧米人に比べて高齢になってから低体重になる傾向が強いのだとか。

 

太っているとメタボリックシンドロームなどの成人病の原因になってダメなイメージがありますが、それはあくまでも50代くらいの中年まで。

55歳以降ともなると「少し太っていて体重が減少しない人」が最も健康で長生きできることがわかっています。

高齢で痩せると筋肉量も低下しますし、歩けなくなったら老化が一気に進みます。

 

では、なぜ6人に1人も低体重になっているのか?

その原因はさまざまですが、最も考えられる要因が「加齢による食欲低下」です。

高齢になると消化器官の機能が衰え、自然と食欲も感じなくなってきます。

また、味覚や嗅覚も衰えてくるので、食事が美味しく感じなくなり、それも食べる量が減ってしまう原因になります。

 

環境要因としては、独居世帯でひとりの食卓は、食事が単調になり、栄養が偏ったり食事量が減る傾向にあります。

高齢夫婦の世帯も毎日の食事の用意が大変なので、インスタント食品が増えたり、内容がワンパターンになり栄養が偏りがちになります。

 

入れ歯など歯のコンディションが原因で食事量が減ることも考えられますね。

 

このように、高齢になると誰もが食事量が減る可能性があります。

そのまま痩せた状態を放置していると、死亡率が上がってしまうでしょう。

高齢になってからの痩せ対策

健康本を読むと「○○をたくさん摂りましょう」「△△はなるべく控えましょう」など、あれやこれやと食品についての指示がある。

だが、気にしなくていい。

情報過多の時代には、医者もメディアも本質を見失ってしまいがちだ。

歳を取ってから大切なのは、何を食べるかではなく、何でもいいからともかく食べること、ただそれだけだ。

とにかく何でもいいから食べたいものを食べる!

それが一番大切。

 

白米、ラーメン、焼き肉、スナック菓子、菓子パン、ケーキ…

我慢せずにしっかりと食べる。

 

加齢と共に消化器官は低下するので、一度にたくさんは食べられないかもしれません。

そんな時は、1日の食事回数を増やすのが大切です。

1日3食をしっかり食べ、その間におやつを食べる。

 

そうすればストレスも解消されますし、健康で長生きできます。

ストレスがたまると、「幸せホルモン」世呼ばれる脳内物質・セロトニンが不足して脳の機能が低下したり、うつ病を発症しやすくなります。

セロトニンは、美味しいものを食べたり、飲んだりしているときにも分泌される。高齢者の場合は、好きなものを我慢せずに、優先して食べた方が、結果的には健康的に長生きできるのです。

諏訪中央病院名誉院長の鎌田氏も、記事の中でこう語っています。

血圧とか、糖尿とか、血糖値とか、そういったものを気にせずにしっかりと食べることが健康につながるとか。

 

そうしれば体重も自然と増え、体脂肪も増えます。

脂肪が増えれば、体内でNAD(ニコチナミド・アデニン・ジヌウレオチド)という物質が増え、それが老化の予防になるらしいです。

 

我慢せずに美味しいものを食べるのが長生きの秘訣なんですね!

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