痩せすぎの体型は、人から人へと、まるで感染症のように伝染します。
もしあなたが痩せすぎの体型で悩んでいるとしたら、まず普段からよく接している人たちを思い浮かべてみましょう。
母親や父親がすごく痩せている。
痩せている体型の友達が多い。
もし思い当たるのなら、痩せすぎの体型はあなたのせいではなく、あなたのまわりの人間が原因かもしれません。
痩せすぎの体型が伝染する理由と、努力せずに太ることができる方法を紹介します。
痩せすぎの体型が伝染する理由とは?
人は良くも悪くも、周囲の人間の影響を受けます。
周りに太っている人が多いと食べる量も多くなり、肥満のリスクが上昇します。逆に周りに痩せている人が多いと食べる量が減り、痩せすぎのリスクが上昇します。
これは、例えば親が太っていると作る料理の量が多くなるから太る、なんてシンプルな話ではありません。
ノースウェスタン大学の心理学者チームの研究によると、人は無意識のうちに周囲の食べる量と自分の食べる量を合わせてしまう傾向があることがわかりました。
一緒に食事をしている人がたくさん食べると、自分のお腹いっぱいなのに食べてしまうし、一緒に食事をする人が小食だと自然と食べる量も少なくなります。
そればかりか、人は他人の写真を見ただけでも食べる量が変わります。
太っている人の写真を見た後には食べる量が増加し、痩せている人の写真を見ると食べる量が減る。
親や友人、所属する集団と同じ行動をとることを、心理学用語で「同調行動」と呼びます。一緒に食事をしている人の食べる量と自分の食べる量に相関関係があるのは、明らかに同調行動の結果といえるでしょう。
ですが、太っている人や痩せている日人の写真を見るだけでも自分の食事量に影響を受けるのはというのは驚きですね。
私たちは自分が思っている以上に、他人から影響を受けているようです。
努力せずに太る方法
これらの人間が持つ心理的な特徴を利用して、痩せすぎ体型で小食の人でも努力せずに太ることができます。
つまり、太っている人と一緒に食事をすればいいってこと。
そうすれば自然と食事の量が増えて、少しずつ体重が増えていくかもしれません。
また家で食事をするときに、見える場所に相撲取りのポスターを張るというのも有効かもしれません。もちろん、目標とする体型をしている芸能人のポスターでも有効かもしれませんが。
まとめ
- 食事量は一緒に食事をしている人の影響を強く受ける
- 太っている人の写真を見ただけで食事量は増える
- 努力せずに太るには太っている人と一緒に食事をするのが有効
痩せすぎの体型の原因は、自分のまわりに原因があるかもしれません。
「自分を変えるには、付き合う人を変えるのが良い」なんて話を聞いたことがありますが、これは自分の体型にもいえるようです。
努力してたくさん食べて太るより、太った友達を探す方が有効かもしれませんね!