肥満度をあらわす体格指標にBMI(ボディー・マス・インデックス)があります。
だれでも一度くらい聞いたことがあるのではないでしょうか?
BMIは自分の身長と体重さえわかれば、とっても簡単に計算できます。そのわかりやすさから、肥満の判定に広く使われています。
BMIの計算方法と、痩せすぎ体形や標準体重を判断する基準を紹介します。
BMIの計算方法と痩せすぎの基準
まずはBMIの計算式から紹介します。
BMI=体重(kg) ÷ 身長(m)÷身長(m)
身長が150センチで体重が40kgだった場合のBMIを計算してみましょう。
BMI=40÷1.5÷1.5=17.77
この体形の場合、BMIは約18ということになりますね
ではBMI値で痩せているのか、太っているのかを判断する基準を紹介します。
BMI値で自分と体形を客観的に判断しよう!
太っている、痩せているの基準は人種や国によって違ってきます。ここ日本では、日本肥満学会がBMI値の判断基準を判断しています。
日本肥満学会によると、統計的にもっとも病気にかかりにくく、健康な体形はおおよそBMI=22とし、この数値を標準体重としています。
標準を22と設定して、痩せた体形・標準体型・肥満体形を分別すると下記になります。
痩せ体形=BMI値18.5未満
標準体型=BMI値18.5以上~25未満
肥満体形=BMI値25以上
では次に、自分の標準体重を簡単に割り出す計算式を紹介します。
自分が一番健康でいられる体重を計算しよう!
適正体重はBMI=22です。これをBMIの計算式に代入します。
22=適正体重(kg)÷身長÷身長
これを学生の頃にやった数学の要領で解いていくとこんな式が現れます。
適正体重=身長(m)×身長(m)×22
例えば身長が170センチあった場合は「1.7×1.7×22=63.58」という計算になり、標準体重は63.58kgということがわかります。
身長が150センチだった場合は「1.5×1.5×22=49.5」で、標準体重は49.5kgという計算になりますね。
とくに女性の場合、この標準体重でも「太りすぎっ!!」と思うかもしれません。ですが、痩せすぎ体形を改善するひとつの目標としてこのBMI標準体重を目指すのは、かなり理に適っていると思います。この標準体重よりも体重が増加してしまったら肥満と考えていいでしょう。
今日のポイント
適正体重を割り出すBMI計算式は「身長(m)×身長(m)×22」です。
BMIの数値で太っていても、内臓脂肪が少なくて筋肉量が多ければ何の問題もありませんし、標準体型でも健康に問題がある場合もあります。体格や体質にもかなりの個人差があるので、BMIは絶対的に正しい数値とは言えません。
筋肉量が多い男性のほうが同じ身長でも重くなると思うし、脂肪が多い女性のほうが同じ体重でも軽くなるのは当たり前。そもそも、男女で同じ指標を使うこと自体間違っているといえなくもないです。
ですが、痩せすぎ体形を改善するための”ひとつの目安”として、BMI適正体重を目標にするのもいいのではないでしょうか。