例えばコーラは100mlあたり約45kcalです。500mlペットボトル1本飲んだとしたら、単純計算で225kcalということになりますね。
世の中にはたくさんのジュース(清涼飲料水)が販売されていますが、だいたいこれくらいのカロリーと思っておいていいでしょう。
ご飯1杯分(140g)のカロリーがおおよそ235kcalなので、500mlのジュースと同じくらいです。
サクッと飲めて、高カロリー。
ご飯が苦手であったり、食べる気が起きない場合、ジュースだけ飲んでカロリーを摂取すればいい、そんな風に思ってしまう人も多いでしょう。
確かに清涼飲料水は高カロリーで太れるかもしれませんが、健康的に太ることはできないかもしれません。
その理由は清涼飲料水に使われる甘味料にあります。
ジュース(清涼飲料水)を飲んで太るのが危険な理由
ちょっと前に「コーラを煮詰めたらどうなるか?」というおもしろ動画を投稿するのが、世界のユーチューバーの間で流行しました。
これはアメリカのユーチューバーがコーラを煮詰めてみた画像です。
左のドロドロした物体が残ったのが普通のコーラ。
右のほとんど何も残っていない方がダイエット・コーラです。
このドロドロの正体は「異性化糖」と呼ばれるもの。
トウモロコシやサツマイモなどに含まれるデンプン質を、科学的に精製して作られた糖分で、普通の砂糖よりも安く作れて甘みも強いという特徴があります。
特に冷たい状態で甘みを感じることができるので、清涼飲料水に大量に含まれています。
清涼飲料水のパッケージに記載されている「原材料」を確認してみてください。
- 果糖ブドウ糖液糖(かとうぶとうとうえきとう)
- ブドウ糖果糖液糖(ぶどうとうかとうえきとう)
- 高果糖液糖(こうかとうえきとう)
これらすべてが異性化糖の一種で、必ず大量に配合されています。
確かにジュースを飲みすぎれば、太ることができるかもしれません。異性化糖は吸収が早く、急激に血糖値が上昇するからです。
でも、飲み過ぎは禁物。
異性化糖の過剰摂取は、さまざまな成人病の原因になる可能性があります。
異性化糖の元となる穀物には遺伝子組み換え作物が使われていて、発がん性がある…なんて噂もありますし。
普通の「砂糖」であれば問題はありませんが、人工的に作られた異性化糖には注意が必要です。
「異性化糖」という漢字が、もうなんか、健康に悪そうですしね。
ジュースは飲みすぎないのが大切
もちろんジュースを飲むのは構いませんが、健康維持のためにもほどほどにしておくのがよいですね。
ジュースだけ飲みすぎた場合、体型は痩せているのに血液はドロドロで内臓脂肪だけはしっかりついている、なんてアンバランスで不健康な体型になってしまうかもしれません。
ご飯を食べる。肉や魚を食べる。野菜たっぷりのスープを飲む。
健康的に太るためには、きちんと炭水化物・脂質・たんぱく質からカロリーを摂取するほうがオススメですね!!