なぜあなたは食べても太らないのか?

痩せの原因は腸の老化!?腸を若返られせて健康的に太る5つの方法

腸の年齢

どんなに健康で元気だったとしても、年齢を重ねれば重ねるほど、身体は動かなくなるし、疲れも取れなくなっていきます。

それは消化器官のひとつである”腸”にも言えます。

実年齢と同じように、腸も歳をとっていくんですね。

 

腸が老化すれば、当然、消化吸収の機能も衰えてしまいます。

 

そうなると、たとえしっかりと食事をしていたとしても、栄養の吸収が十分に行われません。

その結果、「食べているのに痩せる」という事態に陥ってしまうことも。

 

この記事では、腸の状態を若々しく保つ方法を紹介したいと思います。

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腸の老化による悪影響

今、世界的に「腸内フローラ」という言葉が注目を集めています。

腸内フローラは腸内に存在する膨大な細菌のことを指します。

腸内フローラのなかで悪玉菌が増えると、消化吸収率が低下しますし、便秘にもなってしまいます。

そればかりか、がん、糖尿病、心臓病、アレルギーなど、さまざまな病気と腸内環境に関係があることがわかってきました。

体内の”めぐり”が悪くなるのえ、肌荒れや抜け毛の原因にもなりえます。

腸内環境を若々しく健康に保つことは、身体全体の健康維持に欠かせないんですね。

腸の老化によって現れる悪影響

  • 便秘や下痢になりやすくなる
  • 免疫力が低下して風邪をひきやすくなる
  • さまざまな病気リスクが上がる
  • 自律神経が乱れてイライラしやすくなる
  • 睡眠の質が悪化する
  • 気分が落ち込みやすくなる
  • 肌荒れや肌の乾燥の原因になる
  • 食べても栄養が吸収されづらくなる

では、自分の腸の状態はどうなのでしょうか?

 

簡易的なテストで判別してみましょう。

腸の年齢チェックテスト

腸の年齢チェックテスト

では、腸の年齢チェックテストを紹介します。

下記の項目に当てはまる事項が多ければ多いほど、腸年齢が高い可能性があります。

腸年齢チェックテスト

  • 1日を通して飲む水の量が1リットル以下
  • 便が硬すぎる、或いは下痢気味
  • 1週間に便がでる頻度が2回以下
  • 便の臭いがキツイ
  • 便の色が黒っぽい
  • タバコを吸っている
  • 食事の時間や回数が不規則
  • 肉食で欧米的な食生活を送っている
  • 朝食は食べないことが多い
  • 睡眠時間が6時間以下
  • 日々、ストレスを感じている
  • 運動不足気味

これはあくまでも簡易的なもので、正確な腸の状態がわかるわけではありません。

ですが、当てはまる項目が多ければ多いほど、腸の老化が進んでいる可能性が高いので注意が必要です。

腸を若返らせる方法

腸は大きく「大腸」と「小腸」にわかれます。

腸に存在する”腸内細菌”は、実は300種類以上と多種多様。

それらの腸内細菌が1人当たり100兆個も生息しており、まさに腸の中は細菌の人口密集地区ということになります。

300種類以上ある腸内細菌は、大きく3種類に分かれます。

善玉菌:腸によい影響を与える腸内細菌

悪玉菌:腸の環境を悪化させる腸内細菌

日和見菌:中立の腸内細菌

年齢を重ねると悪玉菌が増えやすく、善玉菌が増えにくくなってしまいます。

ですが、たとえ高齢でも食生活や生活習慣を改善することで、腸内環境を劇的に改善することはできます。

3食をしっかり食べる

腸の活動を活性化させるのは、3食きちんと食べるのが基本です。

小腸の壁には栄養を吸収するための「じゅう毛」という突起があります。

このじゅう毛は食べ物を消化するときに活発に動くのですが、食事を抜いたり、偏った食生活を送っていると、その数が減ってしまいます。

じゅう毛が減ると食べ物の消化吸収効率が低下してしまいますし、腸の老化の原因にもなります。

 

腸の機能を活性化させるためにも、食事を抜くのは止めましょう。

とくに大事なのが朝食。

眠っているあいだ何もしていなかった腸は、朝起きて朝食を食べることで活動のスイッチが入ります。

しっかりと朝食を食べることが、腸の若返りに繋がるんですね。

発酵食品を食べる

発酵食品で腸の若返り

腸を若返らせるのにうってつけなのが発酵食品です。

発酵食品には良質の細菌がたくさん含まれているので、食べるだけで腸内の善玉菌が増えます。

もっともオススメなのが、日本が誇る発酵食品である納豆です。納豆には納豆菌のほかにもビタミン類や乳酸菌も豊富で、腸内環境を整えてくれます。

他にも味噌や漬物、ヨーグルトやチーズなどの乳製品もオススメです。

食物繊維豊富な食べ物を食べる

腸内環境を整えて、腸を若返らせるのに大切なのが食物繊維。

というのも、食物繊維は腸内の善玉菌のエサになりますし、腸のぜんどう運動を活性化させたり、便を固くして外に排出する効果があるから。

腸内の老廃物や毒素が排出されれば、腸内環境は改善します。

オススメは「寒天」です。

寒天は80%が食物繊維でできていて、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方の性質を持っています。

寒天を使った料理やデザートを毎日食べるだけで、腸の年齢が若返るでしょう。

もちろん、食物繊維豊富な野菜類を積極的に食べるのも大切です。

運動を心がける

運動不足は腸の老化の原因になっちゃいます。

運動不足が続くと、全身の血流が悪化し、老廃物も滞ってしまい、腸の環境が悪化してしまいます。

 

運動をすると身体が温かくなり、腸の血流も増加して、活動が活性化します。

身体を動かすことそのものも、腸を動かすことに繋がるので、ぜんどう運動が活性化する作用があります。

便秘気味で運動不足の方が、ただ軽い運動をするだけで、すぐにお通じがくる場合もあります。

運動のやりすぎは逆効果ですが、軽い運動は腸の若々しく保つためにとても大切ですね。

腸を温める

小腸と大腸は、お腹の中の大部分を占める大きな器官です。

ここが冷えてしまうと、血流が滞って腸の活動も低下してしまいます。

その状態が続くと、腸内環境が悪化して悪玉菌が増殖!腸の加齢の一因になってしまいます。

 

そうならないためにも、お腹まわりは冷やさずに温めるのが大切。

夏でもお腹がでるような服は着ない。

寒さを感じるなら腹巻をする。

毎日、ゆっくりとお風呂に入るのもいいですね。(シャワーだけはNG!)

 

また、お腹をさすったり揉んだりして腸を刺激する「腸もみ」も有効です。

腸もみをすると、腸そのものが温まって活動が活性化します。便秘をダイレクトに改善する効果もあります。

「お腹が冷えているな~」

と感じたら、お腹周りを優しくさすったり揉んだりして、腸をいたわって下さい。

そうすれば、腸年齢も若返ると思います。

腸を若々しく保って健康的に太ろう

「腸内環境が悪くなっても、便秘になるだけでしょ?」

なんて思ってしまうかもしれませんが、腸内環境や腸の年齢は身体全体に影響を及ぼす可能性があります。

 

もし痩せ体型で太れずにずっと悩んでいたとしても、ただ腸の環境を改善するだけで、無理なく適正な体重に戻せる可能性だってあります。

 

いつまでも元気で若々しい身体を保つためにも、腸の健康にも気を使ってあげましょう。

①3食しっかり食べる

②発酵食品を食べる

③食物繊維を摂取する

④運動を心がける

⑤腸を温める

この5つを心がければ、無理なく健康的に太ることができるのではないでしょうか。

-なぜあなたは食べても太らないのか?