食欲はないけど太りたい!!
だから高カロリーでたくさん食べることができるお菓子を食べて太ろう!!
そんな風に思ったことはないでしょうか?
…その考え方は間違っているかもしれません。
お菓子の食べ過ぎで太ると、内臓脂肪型肥満になってしまうかもしれないからです。
内臓の周りにつく脂肪を内臓脂肪と呼び、内臓脂肪が増えて太った状態を「内臓脂肪型肥満」と呼びます。
内臓脂肪型肥満は”リンゴ型肥満”とも呼ばれ、お腹がポッコリと張り出す体型になり、とてもスタイルが悪くみえます。
中年男性に多い太り方で、いわゆる「ビール腹」という体型ですね。
お菓子やケーキなどの甘いものを食べ過ぎると、男性も女性も内臓脂肪型肥満になってしまう可能性があります。
その理由と対策を紹介します。
ショ糖を食べ過ぎると内臓脂肪型肥満の原因になる!!
ビールを飲みすぎることでお腹が大きく張り出すような太り方を「ビール腹」と呼びます。
ビール腹は内臓脂肪型肥満であり、メタボリックシンドロームの原因にもなります。
ビールを飲むと内臓脂肪型肥満になってしまう原因は、ビールに多く含まれる麦芽糖(ばくがとう)と呼ばれる糖分のせい。
麦芽糖は糖類の中でも二糖類に分類され、吸収がとても早く、内臓脂肪型肥満の原因になります。
実は、お菓子もビールと同様に「ビール腹」の原因になります。お菓子腹、といっていいかもしれません。
お菓子に使われる”砂糖”は、その9割以上がショ糖という糖類で構成されています。
ショ糖というのは、麦芽糖と同じく二糖類に分類される、とても吸収の早い糖分。そのため麦芽糖と同様に、ショ糖を食べ過ぎると食後に血糖値が急上昇してしまい、内臓脂肪が増加する原因になってしまうのです。
ビール腹といえば中年男性のイメージがありますね。
なぜ中年男性がビール腹になりやすいのかというと、男性は体質的に内臓脂肪がつきやすいから。
逆に女性の方は内臓脂肪よりも皮下脂肪がつきやすい体質を持っています。
このことから、お菓子や甘いものに注意が必要なのは、女性よりも男性ということになります。
そういえば、女性は甘いものが大好きなのに、ビール腹のような不格好な肥満体型をあまり見かけないのはこういった理由があるからなのかもしれませんね。
内臓脂肪をつけない方法
砂糖が多く使われてるお菓子や甘いものをたくさん食べると、内臓脂肪が増える原因はふたつ。
①内臓脂肪増加の原因になるショ糖がたくさん!
②お菓子には食物繊維やビタミンなどの栄養が含まれていない!
お菓子をついつい食べ過ぎてしまうと、砂糖(ショ糖)の取り過ぎで内臓脂肪が増えます。
ごはんも糖質ですが、ごはんには食物繊維やビタミン・ミネラルも含まれているので、お菓子に比べて吸収の速度が緩やかになります。そのため、お菓子と比べると内臓脂肪のリスクが少ないのです。
お菓子の食べ過ぎで”お菓子腹”にならないための3つの対策を紹介します。
フルーツを食べる
やっぱりお菓子のかわりにフルーツを食べるのがオススメ!!
…ですが食べ過ぎには注意!フルーツにも果糖という糖類が含まれています。果糖は単糖類に分類され、二糖類よりもさらに吸収が早く、肥満の原因になります。
フルーツには果糖も含まれているものの、食物繊維やビタミンが豊富なので、トータル的に見ればお菓子よりも遥かに健康的です。
食物繊維を摂取した後に食べる
食事でも「野菜から食べると太らない」といわれますが、これは食物繊維を先に食べておくと血糖値の上昇が緩やかになるから。
これはお菓子にも言えます。
お菓子を食べる前に野菜を食べろ!!とは言いませんが、お腹が空いているときにお菓子で空腹を紛らわすという行為は、内臓脂肪蓄積の大きな原因になります。
どうせお菓子を食べるなら、普通に食事をした後に食べた方が良いでしょう。
有酸素運動をする
内臓脂肪は運動をしてカロリーを消費すると、真っ先に減っていきます。
もし甘いものを食べ過ぎたとしたら運動をするのがオススメ。
腹筋でお腹の筋肉をつけると、基礎代謝が上昇するので、長期的に見て太りにくい体質になります。
ですが、速攻で内臓脂肪を落とすならウォーキングやジョギングの様な有酸素運動がオススメです。
お菓子の食べ過ぎでスタイルが悪くならないための方法まとめ
では、対策をまとめてみます。
- お菓子の代わりにフルーツを食べる
- お腹が空いている状態でお菓子を食べない
- 有酸素運動を心がける
お菓子を食べてお腹いっぱいになると、カロリーは摂取できるかもしれませんが、健康維持に大切なビタミンやミネラルが決定的に不足してしまいます。
バランスの良い食事を心掛けて、お菓子やケーキを食べるなら食後にちょっとだけ、がいいのではないでしょうか。