痩せ体質の方がしっかりと健康的に太るには、皮下脂肪を付けるのと同時に、筋肉量を増やすことが大切です。
筋肉は脂肪よりも重いですし、筋肉がある程度ないとだらしのない体型になってしまうでしょう。
ですが、筋トレや運動は苦手だし…。
そんな人のために、運動しなくても食べるだけで筋肉量が増えるかもしれない奇跡の食材を紹介します。
これを食べ続ければ、筋肉量が増えて健康的に太れるかも!?
食べるだけで筋肉量が増える食べ物とは?
食べるだけで筋肉量が増える食べ物、それはスケトウダラです。
タラ科に属する青魚の一種ですね。
スケトウダラを食べ続ければ筋肉量が増える、そんな研究を発表したのは日本水産株式会社の生活機能科学研究所です。
マウスを使った実験で、スケトウダラを食べさせると筋肉量が増えることが確認されました。
「人間もスケトウダラを食べ続ければ筋肉が増えるのでは??」
ということで、それを確かめるための実験が行われました。
実験対象は65歳以上の19名の女性。
3か月の間、スケトウダラのミンチ4.5g入りのスープを毎日飲んでもらいました。
その結果…なんと、19名中15名の女性に筋肉増加がみられたのです。
特に運動をしたわけではなく、ただスケトウダラを1日4.5gたべただけなのに、です。
研究の結果、体重60kgであれば1日に3.3g以上のスケトウダラのたんぱく質を摂取することで筋肉量が増えるとのこと。
食べるだけで筋肉量が増えるなんてスゴイですね。
参照元:日本水産、生活機能科学研究所が白身魚タンパク質の筋肉増加効果について発表 (日経新聞)
スケトウダラを効率的に食べるには?
スケトウダラに含まれるEPAやDHAには、血管を若返らせて動脈硬化を予防したり、全身の内臓機能を高める作用があります。
さらにスケトウダラの良質のたんぱく質には、筋肉量を効率的に増やすことがわかりました。
でも、スーパーの鮮魚売り場に行っても、中々スケトウダラって売ってませんよね。
日々の食生活の中でスケトウダラを食べるには、どうすればいいのでしょうか?
オススメは「かまぼこ」です。
最も一般的な”蒸板かまぼこ”には、ほとんど製品でスケトウダラのすり身が使われています。
また、すり身になっているので消化吸収が良いというのも大きなメリットです。
食べても太れない、筋肉が増えない、なんて悩んでいるとしたら、消化器官の働きが弱いために食べ物を効率的に吸収できないことが原因である可能性もあります。
食べ過ぎると胃もたれしやすかったり、下痢や便秘になりやすかったり、思い当たるのなら消化器官が弱いのかもしれません。
スケトウダラのすり身を使っているかまぼこであれば、消化吸収しやすく、効率的に栄養素を吸収できるでしょう。
かまぼこを毎日の食卓に並べるだけで、お手軽に良質のたんぱく質が摂取できるんですね。
かまぼこ以外にも、ちくわやはんぺんにもスケトウダラのすり身が使われています。
このような食材を積極的に食べるようにすれば、運動が苦手な方でも筋肉量が増えるのでしょう。
まとめ
「そうか、かまぼこを食べるだけで筋肉ムキムキになるんだ!!!」
なんて思うのはちょっと早計かもしれません。
先ほど紹介した実験の参加者は、筋肉量が落ちている65歳以上の女性です。この実験結果が、そのまますべての年代に当てはまるとは限らないでしょう。
「運動をしなくてもいい」のではなく、かまぼこを食べて良質のたんぱく質を摂取しつつも、適度な運動を心がけるのが一番!
そうすれば痩せていて筋肉や脂肪がなかったとしても、効率的に筋肉量が増えて体重も増えるかもしれません。
しっかると太るために、まずは3か月、毎日かまぼこを食べてみるのもいいのではないでしょうか。