より効率的に太るには、ごはんやパンに多く含まれる炭水化物(糖質)を摂取することが大事です。
炭水化物と糖質は、ほとんど同じものというニュアンスで使われることが多いですが、厳密には違います。
意外と知らない、炭水化物と糖質の違いを説明します。
炭水化物と糖質の違いとは?
まずは、炭水化物とはなにか?を説明します。
簡単に言ってしまえば、食べ物からタンパク質と脂質を取り除いた残りが炭水化物ということ。
もう少し詳しく説明すると、下記の計算式になります。
食品全体-タンパク質-脂質-水分-灰分(ミネラル類)=炭水化物
炭水化物は”炭水化物”という物質が存在するのではなく、食品から他の栄養素を引いていった残りなのです。
タンパク質は魚であろうが、牛肉であろうが、同じようにタンパク質です。それは脂質も同様です。
ですが炭水化物の場合、Aという食物の炭水化物とBという食物の炭水化物は、まったく別モノなのです。
残り物の炭水化物ですが、その主要な成分は「糖質」と「食物繊維」に分けられます。
炭水化物=糖質+食物繊維
炭水化物と糖質の違いは、この計算式を見れば一目瞭然。
炭水化物から食物繊維を抜いた残りが、糖質になるんですね。食物繊維が少ない食物なら、炭水化物=糖質と考えても問題ないでしょう。
3大栄養素と6大栄養素の違いがわかりやすい
3大栄養素である、もっとも重要な栄養素が「タンパク質」「脂質」「炭水化物」です。
これに更に「ミネラル」と「ビタミン」を加えると、5大栄養素になります。
5大栄養素にさらに「食物繊維」を加えると、6大栄養素となります。
ですが、炭水化物には食物繊維が含まれていますね。なので6大栄養素の表記は、炭水化物ではなく「糖質」になります。
3大栄養素
- 炭水化物
- タンパク質
- 脂質
6大栄養素
- 糖質
- タンパク質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
砂糖とデンプン質
糖質を大雑把にふたつに分けると、「糖類」と「多糖類」に分けられます。
お菓子などに使われる砂糖は糖類、お米やイモに含まれるデンプン質は多糖類になります。どちらも糖質ですので、摂取すればすぐさまエネルギーになります。
糖質というネーミングから”甘いもの”というイメージがあると思いますが、糖質はたくさんの種類があって、いろんな食物に含まれている栄養素なんですね。