いつでもおむすびを食べている人は太っている、そんな印象を持っていないでしょうか?
まあ、いつでもおむすびを食べている人に出会ったことがないので何とも言えませんが…。
ともあれ、おむすびをいつも食べている人は太っているという考え方は間違い。おむすびは実は太りにくい食べ物です。
その理由と、おむすびを食べてしっかりと太るための方法を紹介します。
おむすびを食べても太りづらい理由
おむすび(ご飯)は、その殆どがデンプン質で出来ています。
デンプン質は糖質の一種で、ご飯以外にもジャガイモやサツマイモなどの穀物に多く含まれている栄養素。たんぱく質や脂質と同様に、重要なカロリー源となります。
このご飯に含まれるデンプン質なのですが、冷めていく過程でレジスタントスターチという難消化性デンプンを作り出してしまいます。レジスタントスターチは消化しづらく、せっかく食べてもそれほど栄養として吸収されません。
おむすびというのは、基本的に常温で保存しますし、あったかいおむすびはあまり食べませんよね。
冷えたおむすびはレジスタントスターチが多く、消化しずらい太らない食べ物なのです。
ではどうすればいいのか?
答えは簡単。
電子レンジなどを使って温めるだけです。
レジスタントスターチは温めることによって、消化しやすいデンプン質に再び変化します。
コンビニでおむすびを買ったら、レンジで温めてもらうことで、消化吸収が良い食べ物に変化するでしょう。
それと同じように、お弁当はしっかりと温めて冷める前に食べることで、消化吸収が良くなります。
ご飯以外にも、食パンや菓子パンのデンプン質も、温めることで消化しやすくなるでしょう。
食べ物の消化吸収をよくするための簡単な方法
デンプン質の多く含まれた食べ物は、冷えた状態だととても消化しずらく、エネルギーとして吸収することができません。
たんぱく質や脂質についても、冷めた状態よりは、暖かい状態で食べた方が栄養の吸収効率は良くなるでしょう。
あたたかい食べ物を食べると、胃腸が温まり活発に活動することができるからです。
実際、冷めている食べ物を食べた後と、熱いくらいの食べ物を食べた後を比べてみると、冷めている食べ物の方が胃もたれしやすいのは経験的に知っているのではないでしょうか。それに比べて、あたたかい食べ物は、食べているだけで体中がポカポカとしてきて、汗をかいたり、胃腸の働きが活性化するのを感じれると思います。
おむすびに限らず、すべての食べ物は、出来るだけ温めて食べる。
もし冷めたお弁当やおむすびばかり食べているとしたら、しっかりと温めてから食べるようにするだけで、栄養の吸収の効率が上がって健康的に太れると思います。