強いストレスがかかっている状態が続くと、胃がキュッと痛くなって食欲が湧かなくなってしまいます。
これは胃腸などの消化器官がストレスの敏感に反応するから。
仕事上でのプレッシャー、友人関係や恋人関係、将来への不安…そんなストレスを慢性的に感じていると、いつしか「食べたい」という気持ちすら起こらなくなってきてしまいます。
一番の対策は、ストレスの元凶を取り除くこと。
当然のことながら、ストレスのもとがなくなればストレスを感じることはなくなるでしょう。ですが、そんなに簡単にストレスの元凶はなくなりませんし、だからこそみんな悩んでいるのだと思います。
そこで、ストレスを感じて食欲不振になりがちな人にオススメの、食欲をサポートするサプリメントを紹介します。
ストレスで食欲がないときにもオススメのサプリメント
食欲は胃の内容物や血糖値など、いろんな要素の影響を受けますが、最終的には脳の視床下部にある摂食中枢がコントロールしています、
食べ物を食べて満腹感を感じるのも、食べ物が消化されて血糖値が上昇し、「もう食べなくていいよ~」と摂食中枢が判断するから。
身体がエネルギー不足に陥っていて食べ物を食べる必要がある場合は、「お腹が空いたよ~」と摂食中枢がシグナルを発します。
慢性的なストレス環境に置かれていてり、うつ状態になったりすると、脳の機能が低下してしまい、接触中枢もうまく働かなくなってしまいます。
その結果、「満腹感」や「空腹感」を感じづらくなり、食への興味も低下してしまうのです。
また、「ストレスで胃が痛くなる」という表現があるように、ストレスは胃のトラブルの原因になります。
ストレスによって自律神経が乱れ、胃酸の分泌量が低下します。
胃酸の分泌低下も食欲不振の原因のひとつとなっています。
ストレスによる食欲不振の予防と改善
ストレスによる食欲不振を予防するには、日頃からストレスを貯めないようにするのが大切です。
適度な運動や気分転換、よく眠ること、趣味に没頭するなどして、ストレスを貯めない生活を心がけましょう。
また、日頃から消化に良い食事を心がけ、胃腸に負担をかけないようにするのも大切です。
よく噛めば噛むほど、食べ物は細かく砕けて胃腸で消化しやすくなります。ひと口で20回噛む、なんて工夫をするのも有効です。
栄養素的には、ビタミンやミネラルなどの各種栄養素はもちろん、消化を助ける酵素類が多く含まれたサプリメントを使います。
メンタルケアのためには「セントジョンズワート」や「GABA」などのサプリメントがオススメですね。
また、脳内伝達物質セロトニンはイライラやストレスを緩和する作用がありますが、セロトニンの原料となる「トリプトファン」のサプリも有効です。
セントジョンズワート
セントジョンズワートは欧州で古来から使われているハーブで、うつやストレスの改善に効果があります。
天然の抗うつ薬とも呼ばれるヒペリシンという物質が含まれていて、一部の国ではうつに医薬品として処方しているところもあります。
軽度のうつ症状、自律神経失調症、慢性的なストレスの改善をサポートしてくれます。
GABA
GABAは天然アミノ酸のひとつで、脳やせき髄で働きリラックス効果を得ることができます。
ストレス対策としていろんな食品やサプリメントにも配合されているので聞いたこともあるでしょう。
一定量を有効に摂取するには、やっぱりサプリメントを使うのがオススメです。
トリプトファン
トリプトファンは牛乳に含まれるアミノ酸の一種。「ホットミルクを飲むとホッとする」というのは、トリプトファンの効果かもしれません。
トリプトファンは脳内でセロトニンの原料となり、精神安定とリラックス効果を得ることができます。
脳内にセロトニンが増えればイライラしたり怒りを感じにくくなり、ストレスにも強くなるでしょう。
このようなメンタルに効果を発揮するサプリメントを使えば、日常的に感じている不安・イライラが収まり、少しずつ食欲が湧いてくるかもしれません。
近くのドラッグストアでも販売していますし、ネット通販でも安価に手に入ります。
しっかりと健康的に体重を増やすには、メンタルケアがとても大切です。
もしストレスが原因で食欲減退を感じているのなら、こういったサプリメントを使うことで食欲を感じれるように少しずつ変化していくと思います。
*健康的に体重を増やすには、消化酵素が含まれた太る専用のサプリメントもオススメです。