健康的に太る基礎知識

相撲取りが実践する究極の太り方の秘密とは!?

  • 相撲取りは太るプロフェッショナル
  • 相撲取りは昼と夜の1日2食
  • 2食ともたくさん食べれて栄養豊富、消化吸収もよいちゃんこ!
  • 食べた後はしっかりと眠ることが大きな身体を作る

力士は強くなるために凄まじい稽古をしますが、激しい稽古と同じくらい大切なのが「体を大きくすること」。

相撲は身体と身体のぶつかり合いなので、身体の大きさや体重が直接”相撲の強さ”に繋がるためです。

 

そのため、相撲部屋ではたくさんの太るための工夫がなされています。

今回の記事では、まさに太るプロである相撲取りが実践する「究極の太り方」を紹介します。

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力士のタイムスケジュールと効率的に体重を増やす4つのポイント

まずは相撲取りの1日のタイムスケジュールを紹介します。

もちろん、部屋によって違いはあるでしょうが、大まかな流れはほぼ一緒です。

 

①6時前後に起床し、空きっ腹のまま激しい稽古が始まる。稽古は10~11時くらいまでみっちりと行われる。

朝に朝食も取らずに激しい運動をするのには理由があります。

空きっ腹の状態だと新陳代謝の働きを鈍らせることができ、脂肪が燃焼しにくくなるのです。

 

②お昼はちゃんこ!!

食べるのも仕事の力士!!

野菜や肉のたっぷりと入ったちゃんこを、ただひたすらに食べまくります。もちろん、ごはんも何杯もおかわりして食べます。

ちゃんこは大人数で食べるにはリーズナブルで作るのが簡単、しかも栄養バランスをとりやすいという特徴があります。

 

③昼寝と自由時間

たらふくと食べた後はお昼寝タイム。

満腹のままゴロリと横になり、だいたい夕方くらいまで寝ます。

食べた直後に動かずに眠ることで、カロリーが脂肪として蓄積されるのを促しているのです。

 

④6時くらいに夕ご飯

昼寝と自由時間の後は、もう夕ご飯です。

もちろん夜もちゃんこ!山盛りのごはんとともにたらふく食べます。

 

⑤就寝

食べた後は自由時間。

力士たちは思い思いに過ごし、22時~23時くらいに就寝し、明日の朝の稽古に備えます。

 

もちろん、合間合間に稽古場や部屋の掃除をしたり、当番制でちゃんこを作ったりと、いろんな仕事がありますが、激しく体を動かす稽古は午前中だけなんですね。

相撲取りが実践する「究極の太り方」

相撲取りが効果的に体重を増やすために、長い歴史の中で編み出したのが先ほど紹介した1日のタイムスケジュールです。

この生活には科学的な裏付けがあります。

 

相撲取りの1日で最初の食事は、稽古後の昼食です。

実は、朝食を抜くことによって効果的に脂肪を蓄えることができます。

というのも、空腹であればあるほど、その次に食べる食事のエネルギー吸収効率がよくなるからです。

空腹の時間が長いと、食べた直後に血糖値が急上昇します。

血糖値が上昇するとすい臓からインシュリンがたくさん分泌されるのですが、このインシュリンはエネルギーを脂肪に変える働きがあるのです。

 

食事の数を減らして、一度に食べる量を増やす。

 

こうすることで、余分に摂取したカロリーとインシュリンが効果的に脂肪を増やします。

3食ちゃんと食事をするよりも、昼と夜だけガッツリ食べたほうが効果的に体重を増やすことができるんですね。

なんだか不健康そうな食生活ですが、力士を健康診断しても、血圧、血糖値、コレステロール量などまったく問題ないレベル。

力士は一見めっちゃ太って見えますが、実は健康的に太っているのです。

 

次のポイントは、食後にしっかりと横になること。

食事をした後に運動したり仕事をしたりすると、胃腸の消化活動がおろそかになります。

ですが、食後に横になれば、体中の血液が胃腸に集まり、しっかりと栄養を消化吸収してくれます。

たくさん食べたとしても、それがしっかりと栄養として吸収されなければ意味がありません。

たくさん食べても痩せている人がいますが、それは消化吸収の効率が悪いから。

力士は少しでも消化吸収の効率を上げるために、食後にはあえてしっかりと休む時間をとっているんですね。

 

もちろん、たくさん食べたらすぐに寝てしまうのが一番ですが、普通に学生だったり仕事をしていたりしたら無理ですよね。

ですがせめて、たくさん食べた後は食休みとして、動かずに休憩しましょう。

 

またお相撲さんは午前中に激しい稽古をしますが、その内容に有酸素運動がほとんどないのも大きな特徴です。

力士がウォーキングやランニングをしているイメージってないですよね。

有酸素運動は代謝を高めて太りづらい体質を作ります。

それは長距離ランナーの体型を見れば一目瞭然。トップランナーは全員、ほとんどがガリガリに痩せていて、余分な脂肪がついていません。

つまり有酸素運動は痩せる運動ということ。

 

対して激しいトレーニングは、筋肉細胞を太くし、瞬発力とパワーを上げます。

持久力を必要都市内力士は、激しい稽古で筋肉量を増やして大きな体を作っているんですね。

☆相撲取りが太るための4つのポイント

①1日2食の食生活

②バランスのよく大量に食べれるちゃんこ

③食後にしっかりと休憩する

④有酸素運動をやらない

相撲取りの食生活を取り入れる!

相撲取りがより効果的に太るために実践していることを紹介しましたが、中々一般人が実践するのは難しいですね。

でも、大事なのはお相撲さんとまったく同じ生活をすることではありません。

そのポイントをつかんで、自分の日常生活に取り入れることです。

 

「極限までお腹が空いた状態で、たくさん食べる!」

そのためにお相撲さんは朝食を抜いて、さらにお腹が空くように午前中に激しい稽古を行います。

朝食を抜いて昼たくさん食べるってだけでもいいと思います。この食生活を実践すれば、より効果的に脂肪を付けることができるでしょう。

 

そして食べたらしっかり休む。

仕事や学校で昼寝もできないってことであれば、イスに座ってゆっくりと休憩するだけでもOK!!

胃腸を休ませることで、消化吸収をサポートしましょう。

無理をしない程度に頑張ろう

…とはいえ、このお相撲さんの食生活、小食で胃腸の働きが悪い人が実践すると、健康を害してしまう可能性があります。

おなかの空いた状態で一度にたくさん食べても、胃腸で消化できなければ、たくさん食べる意味がありません。

小食であるのなら、無理をせずに食事を何度かに分けて食べた方が効率的に栄養を吸収できるでしょう。

 

お相撲さんの食生活が自分の体質と合っていないと感じたら、無理せずに止めるのも大切ですね。

今回紹介した「お相撲さんの太り方の4つのポイント」をを踏まえつつ、自分なりの食生活を工夫してみましょう。

関連記事:1日5食が良い!?小食で太りたい人にオススメのお手軽な食事法を紹介。

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