痩せていることの弊害

ルイ・ヴィトンが痩せすぎ体型のモデルを禁止にした理由とは?

世界的なブランドであるルイ・ヴィトンやケリングが、2017年9月6日に「痩せすぎ体型のモデルを起用しない」という発表を行いました。

ファッションモデルといえば、痩せてシュッとしているもの。スリムな方が洋服もキレイに見えるような気がするのですが…。

なぜ痩せているファッションモデルを使わなくなったのでしょうか?

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ルイ・ヴィトンが痩せすぎ体型のモデルを禁止に!!

仏高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)」と「ケリング(KERING)」は6日、ファッション業界が拒食症を助長しているとの非難の声を受け、広告やファッションショーにおいて痩せすぎモデルの起用を禁止する方針を明らかにした。

参照元:仏高級ブランドグループ2社、痩せすぎモデルの起用を禁止(AFP)

ヨーロッパでは、痩せすぎ体型の女性が増えて社会問題となっています。

女性の価値観に悪影響を及ぼしているという理由で、社会全体が痩せすぎ体型のファッション・モデルを起用しない方向に向かっています。

その影響か、世界的なブランドであるルイ・ヴィトンやケリングも、痩せすぎ体型のファッションモデルの起用を禁止する方針を発表しました。

 

ルイ・ヴィトンが痩せすぎ体型のモデルを採用しないのは、痩せすぎの女性が増えたという社会問題が原因なんですね。

 

フランスでは10代の少女の5人に1人は痩せすぎ体型であるといわれ、社会問題となっています。

フランス公衆衛生当局の調査によると、11~14歳の少女の約2割が痩せすぎ体型に陥っていて、その割合は10年前の5倍にもなっているそう。

痩せているファッションモデルに憧れて、無理なダイエットをしてしまった結果といわれています。

 

女性が痩せすぎて脂肪のついていない体型になると、女性ホルモンの分泌が劇的に減ってしまいます。

特に若いころに痩せていると、その悪影響は顕著になります。

痩せすぎ体型の若い女性は月経がなくなったり、肌が荒れたり、髪の毛が痛んだりしやすくなります。風邪もひきやすくなるし、骨も脆くなります。

また、痩せすぎ女性から生まれてくる子供は低体重であることが多く、新生児に深刻な悪影響を及ぼします。

 

痩せすぎモデル禁止という世界的な流れは、「痩せている=美しい」という価値観が間違っていることを示しています。

健康的な標準体型こそが、もっとも美しく、男性・女性共に一番魅力的に映る体型なのではないでしょうか。

SSサイズより小さい洋服は危険

ルイ・ヴィトンやケリングは、日本におけるSSサイズよりも小さいサイズの洋服は採用しないことに決めました。

もし、洋服のサイズがSSか、それ以下だったとしたら、明らかに痩せすぎ体型の可能性があります。

世界標準の美しさを手に入れるためには、ある程度はふっくらした脂肪をつける必要があるでしょう。

そのためには、しっかりとバランスの良い食事を摂り、健康的な生活習慣を続ける必要がありそうですね。

 

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