普通に食べているのに体重が増えないと悩んでいるとしたら、食前にホエイを摂取することでしっかりと太ることができるかもしれません。
ホエイとはなんなのか？
ホエイを摂取すると体重が増える理由は？
体重増加にホエイがオススメな理由を紹介します。
食べても太れない4つの理由とホエイの関係。
しっかりと食べても太れないのには、いくつかの理由があります。
まずはその主要な理由を簡単に紹介します。
①消費カロリーが多すぎる。
食事から摂取するカロリーよりも、普段の生活で消費するカロリーの方が多ければ、絶対に太ることはできません。
普段から激しい運動をしている人や、基礎代謝量が多い人は、消費カロリーが多いため、食べても太れない状態になっていると考えられます。
②胃腸の調子が悪い
胃腸の調子が悪いのも、食べても太れない理由のひとつ。たとえ食べても胃腸がしっかりと消化吸収してくれず、食べ物がそのまま体外に排出されてしまいます。
ストレスや生活習慣の影響も考えられますし、胃下垂やグルテン不耐性の可能性もあります。
③何らかの疾患
食べても太れない理由として、何らかの病気が原因という可能性も考えられます。
内臓の疾患や糖尿病、甲状腺機能亢進症なんて病気の場合もあります。
食べても太れない+何らかの体調不良がある場合は、病院でしっかりと検査してもらうのがオススメです。
④体質的にインシュリンの分泌が少ない
インシュリンはすい臓から分泌されるホルモンの一種で、血糖値を下げる効果があります。
インシュリンが血糖値を下げることができるのは、血液中の糖分を筋肉や脂肪細胞、肝臓などに移動させる作用があるから。
血液の糖分が脂肪細胞に蓄えられるのには、インシュリンの働きが必要不可欠となります。
このインシュリンが体質的に少ないと、血液中の糖分が筋肉や脂肪に移動しないことになります。（インシュリンがまったく働かなくなると糖尿病になります）
これでは食べても体重が増えにくいですね。
今回紹介するホエイは、この「体質的にインシュリンが少ないから痩せている」人にオススメです。
なぜなら、ホエイにはインシュリンの分泌を増やす効果があるからです。
ポイント
インシュリン分泌が少なくて太れない場合は、インシュリンを増やしてくれるホエイを摂取するのがオススメです。
ホエイは小腸を刺激し、インシュリン分泌を促す
ホエイは乳清とも呼ばれ、チーズやヨーグルトを作る際に副産物として発生する成分です。
このホエイのたんぱく質が小腸を刺激すると、インシュリン分泌を増やすホルモンが分泌されるのです。
ホエイが多く含まれる食品は、ホエイチーズやヨーグルト、牛乳など。
特に手軽にホエイが摂取できてオススメなのがヨーグルトですね。
ヨーグルトの上澄みの白い液体の正体がホエイ。あれは捨てずにしっかりと飲むのがオススメです。
ポイント
ホエイは小腸を刺激してインシュリンの分泌を促します。
ヨーグルトの上澄みはすべてホエイ。捨てずにしっかり飲みましょう。
ホエイを飲むタイミングと食事の方法
ホエイを飲むのは食前がオススメ。
食後に飲んでもインシュリン分泌を促す効果は得られますが、食前に摂取した方が血糖値上昇を緩やかにする効果が高まります。
食前に摂取することで、効率的に血液中の糖分を筋肉や肝臓に取り込むことができるでしょう。
ホエイを飲んだあとは、まずご飯などの炭水化物を食べるのがいいですね。
炭水化物は食べた直後に血糖値を上げるので、ホエイによってインシュリンが増えている状態であれば、より効率的に筋肉や脂肪に糖が取り込まれるでしょう。
ポイント
ホエイは食前に摂取することで、より効果が高まります。
その後の食事はご飯やうどん、パスタなどの糖質たっぷりの食材から食べるのがオススメです。
まとめ
ちゃんと食事は摂っている、特に日中に激しい運動をしていない、胃腸の調子だって悪くないし、病気ってわけでもない。
だけど、食べも食べても体重が増えない…。
もしそうなら、体質的にインシュリンが少ない可能性があります。
その場合は食前にホエイを摂取することで、インシュリンの分泌を増やすサポートになるかもしれません。
ホエイにはたんぱく質以外にもビタミンやミネラルが豊富に含まれており、とっても栄養豊富です。
食前のホエイを習慣にすれば、痩せ体質を改善できるのではないでしょうか。
