痩せた体型で、たくさん食べてもまったく太らない人がいます。
いわゆる”痩せの大食い”ってやつですね。
なぜ、たくさん食べても太らないのでしょうか?
その理由が読売新聞の記事で説明されていたので、その内容と共に”痩せの大食い”が太る方法を紹介します。
痩せの大食いが太らないのはなぜ?
同じ食事の量を食べていても、太る人と、やせている人がいます。何が違うのでしょうか。お医者さんキャラのヨミドックに、太りたい願望があるウマさんが聞きました。
参照元:「やせの大食い」が太らない理由…筋肉量・腸内環境など関係(ヨミドクター)
こちらの記事では、痩せの大食いが太らない理由を4つ紹介しています。それぞれを簡潔に説明します。
①消費カロリーが多い。
日中に活発に活動する人は、摂取するカロリーよりも消費するカロリーの方が多いです。
消費しなかった余分なカロリーが脂肪細胞などに蓄えられることで体重が増えるので、消費カロリーの方が多い場合は、当然のことながら体重は増えません。
筋肉質の人は消費カロリーも多いため、太りにくいとのこと。
②腸の働き
最新の研究では、痩せやすい人と太りやすい人の腸内細菌に違いがあることがわかっています。
太りやすい体質の人はファーミキューテスという腸内細菌が多い傾向があります。
痩せやすい体質の人はバクテロイデスという腸内細菌が多い傾向があります。
痩せていてたくさん食べても太れない方は、腸にバクテロイデスが多い可能性がありますね。
また、腸の活動が活発過ぎて、食べ物が十分に吸収されないままに排泄されてしまうこともあるとのこと。
痩せているのに大食いのテレビで活躍しているフードファイターは、食べるとすぐに排泄してしまうみたい。過剰なまでに痩せの大食い体質の人は、食べたものがそのまま出てしまうので太りにくいのかもしれません。
③遺伝子も関係している
実は、エネルギーを消費しやすい遺伝子も見つかっているとのこと。
もし遺伝子的にエネルギーを消費しやすい体質であれば、たくさん食べても摂取カロリーを消費していしまうので太りにくい体質になってしまうでしょう。
両親ともにすっごい痩せていたとしたら、「痩せやすい遺伝子」を受け継いでいるのかも?
その場合は、普通の生活していても人より消費カロリーが多くなるので、意識して多く食べる必要がありそうです。
④気温も体型に関係がある
平均気温が1度上がると、アメリカだけで糖尿病患者が10何人増える…そんな研究結果があるようです。
気温が上がるとカロリーを消費して体温を上げる必要がないので、カロリー消費量が下がります。その結果、エネルギーが余って太りやすくなります。
逆に気温が低い状態だと、身体が震えたりして熱を発しようとします。当然、消費するカロリーも多くなり、太りにくくなってしまうでしょう。
太るための4つの方法
では、痩せていて太れない人が行うべき”太るための4つの方法”をまとめてみましょう。
①摂取カロリーを多くして、消費カロリーを低くする。
②食べ物をきちんと消化できるよう、腸内環境を整える。
③遺伝的に消費カロリーが多い場合、摂取カロリーを多くする。
④室温を上げたり、厚着したりして、なるべく身体は温かく保つ。
以上の事を心がければ、たとえ痩せの大食いだったとしても、少しずつ体重が増えていくかもしれませんね。
大食いのフードファイターが太り始めたあるきっかけとは?
大量に食べても太れない場合は、腸内環境が特殊な可能性があります。
元大食いタレントのギャル曽根なんかは、どんなにたくさん食べても、すぐに便として排出されてしまうそう。
胃や腸などの消化器官が、食べ物の栄養を吸収する前に、サーっと外に出してしまうんですね。
痩せたい人にとっては羨ましい話かもしれませんが、真剣に太りたいと悩んでいる人にとっては大問題。
食べても栄養が吸収されずに、そのまま排出されてしまったとしたら、まったく太れないし、食費だって無駄になっちゃいます。
ギャル曾根さんと同じようにテレビやyoutubeで活躍している大食いの方のほとんどは、食べてもすぐに便として排出されてしまうという体質を持っています。
そんな痩せ体質の大食いタレントの女性が太り始めたきっかけを、あるテレビ番組で紹介していました。
それは結婚したこと。
といっても幸せ太りではありません。
その大食いの女性、結婚したのは自分よりももっと大食いの男性だったのです。
彼と出会ってからはじめて”満腹”という感覚を得たとか。
そんな大食いの彼に合わせて毎日たくさん食べ続けていたら、いままでどんなに食べても太らない体質だったのに太りはじめたとか。
つまり、どれだけ瘦せ体質だったとしてもたくさん食べれば太るということですね。
これは極端な例なのであまり参考にしない方がいいでしょう。
とにかく瘦せ体質の方は腸内環境を整える。
それには、バランスの良い食事を心がけることが基本です。
ヨーグルトなどの乳製品や、納豆などの発酵食品も有効です。
最近では、腸内環境に着目した「太るサプリメント」も発売されています。サプリを活用するのも有効かもしれません。
もし、食べても食べても太れないとしたら、先ほどの4つの方法を試しつつ、腸内環境を整える食生活を心がけましょう。